先日のエンジニア未来サミットの経験からOSSに興味を持ち始めた。

今までは、個人的にOSSとは「ソースコードが公開されているシステム」
または、「参加者が制限されてないプロジェクト」みたいなイメージを持っていた。


しかし、ひがやすを氏とSeaserの関係を見ていると、
「趣味で製品つくったらそれが会社の商品になってしまった」というイメージも沸いてきた。


よくよく考えてみるとこの辺はITの大きな特殊性なのかもしれない。
SONYとかPanasonicTOYOTAあたりで趣味で製品作る人はそうそういないだろう。
もちろん部品レベルとか、売り出すまでには至らないモノを作る人はいるだろうけど。
でもそれが実際に会社で売り出すレベルの製品になるなんて話は聞いた事がない。
ITも製造業だとは思うけど、一般的な製造業とはこの辺りが大きく違う。
むしろ一個人から創造されるという点で、デザインや音楽といったアーティスティックな側面に近いと思う。


SONYPanasonicTOYOTAの中の人が一人で世界を変える何かを創造するのは難しいと思うけど、アートの分野では一人の人間が世界を変える何かを創造する事は起こり得ると思う。
ITは後者と同じなんじゃないかな?そうすると「do you want a chance to change the world?」なんて言葉もあながち冗談には聞こえなくなってくる。


自分的には世界を変えるなんてデカい事は言えないけれど、自分の環境を変える力としてはとても有用に思える。
自分が現在、会社で携わっているプロジェクトは楽しいモノもあるけど、当然つまらないモノもある。
つまらないプロジェクトを減らして楽しいプロジェクトを増やすには、そういう仕事を取ってくる。あるいはブラブラしてるプロジェクトを常に把握し自ら取捨選択する方法だけだと考えていた。
しかし、冒頭に書いたひがやすお氏のやり方は上記のどちらでもなくて、自分で勝手に商品を作って会社で売っているという方法だった。
これは自分では全く考えなかった方法だった。車を一人で作ろうとすると無理だと思っちゃうけど、ちょっとしたWEBサービスだったら頑張れば一人でも作れるという事。


自分は学生時代は音楽に傾倒し、オリジナル楽曲を作曲してはライブを行いリスナーの反応を見ていた。
良い反応が得られれば最高にハッピーだった。好きなアーティストのコピーバンドで反応を得るのとは次元が違う感覚だった。
OSSで評価されるのは、オリジナル楽曲と同じ感覚なんじゃないかな。
実際にやってないから分からないけど、そんな事を考えてたら単純に興味が出てきた。
結論とかオチがないぞ、このエントリwwwまいっか。